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【ASO対策ガイド】iOSアプリのアプリストア最適化とは?

前回はAndroidアプリがメインでしたが、今回はiOSアプリのASO対策についてのお話をします。
ASO対策についての基礎知識は、既にお持ちである前提で説明しておりますので、「そもそもASO対策って何?」という方はASO対策の基本を参照してみてください。

iOSアプリのASO対策に必要な5つの手順

ここでは、iOSアプリを既にリリースしている前提で説明させていただきます。初回申請でなければ、アプリストア最適化に取り組む際の手順は大きく以下の5つです。

  1. 適切なキーワードを選ぶ
  2. タイトル、サブタイトル、キーワーズを設定する
  3. アイコンをA/Bテストする
  4. スクリーンショットを変更する
  5. 手順1〜4をもう一度行う(全3回)

基本的には、iOSアプリのASO対策も、Androidアプリとほぼ同じ手順で行うことができますが、2のストア内検索の対象となるセクションがアプリストア毎に異なっている、ということだけ覚えておくと良いでしょう。

1|適切なキーワードを選ぶ

iOSアプリのASO対策 すなわち App Storeにおけるアプリストア最適化を意味します。
ASO対策におけるキーワードの選定はSEOのキーワード選定と基本的には同じですが、ASO対策では「関連するキーワードは全てを拾い集めてリストを作る」ということが重要となることを理解しておきましょう。詳細については、具体的なキーワードの選定方法をご参照ください。
また、iOSアプリのASO対策におけるキーワードの選定には、App Storeのサジェスト機能やgoodkeywordのような検索エンジンのサジェストを一括で調べることができるようなツールを使って、市場のニーズを把握するようにしましょう。
AndroidアプリではGoogle全体で最適化することができているか否かに比重が置かれやすいのに対して、iOSアプリはApp Storeでのサジェストに表示されるキーワードを抑えることができているかどうかが大切です。

App Storeのストア内検索ロジックに使用される要素および変数の大半は、アプリストアまたはアプリそのものから収集されるデータを元にしています。アプリストアでのキーワード検索にヒットさせること自体は、Google Playのように複雑で推測しづらいロジックではないので、App Storeの方がASO対策がしやすく、効果を感じやすいという特徴があります。

Google モバイル検索を利用した時に、ブラウザの検索結果から端末のアプリが起動した経験はありませんか?

これは近年のスマホの台頭とGoogleが提唱してきたモバイルシフトの流れにAppleが対応したもの(ユニバーサルリンク)です。Appleは検索キーワードとのマッチ以外の変数(リテンション率や新規インストール率など)をストア内検索ロジックに取り入れており、これらの結果が検索順位に反映されます。そのために、検索キーワードへの対応だけでなく、アプリの使い心地やアプリが提供するUXの改善などを疎かにしてはいけないということを覚えておきましょう。広義の意味では、上記のような施策もASO対策として扱われることがあります。

2|タイトル、キーワーズを設定する

iOSアプリの情報として掲載するタイトル、サブタイトル、キーワーズの2要素は、ストア内検索ロジックにおける検索対象となります。各テキスト要素とアプリストア内の検索アルゴリズムとの関連性については、こちらの記事を参照してください。
タイトルの決め方ディスクリプションの決め方は過去記事がありますので、これらを参考にしてみるようにしてください。

キーワーズは「△」としておりますが、これはタイトルと比較した時の優劣のみを表しており、決して効果が薄いという訳ではありません。(紛らわしい表現で申し訳ないです…。)
また、2017年のストアアップデートによりタイトルは30文字→50文字に増加しましたが、その後は再アップデートで30文字までに変わっております。加えて、新しい要素として、サブタイトルが30文字まで設定できる仕様に変わっており、こちらもストア内検索の対象となっています。
App Storeでは、Google  Playとは異なる独自の仕様で、1つのアプリに設定できるキーワーズは100文字まで設定することが可能です。確かにタイトルとサブタイトルと比較すると評価比重は落ちますが、ストア内検索でより多くの検索キーワードにヒットできるかどうかに関わってくるので、限界ギリギリまで設定するとよいでしょう。また、このキーワーズは販売対象の地域をUSまで拡張対応させておくことで、+100文字まで登録することが可能です。合計200文字まで登録することができるようになりますので、しっかりと対応しておくと良いでしょう。

3|アイコンをA/Bテストする

アイコンひとつでも検索結果に並んだ際に目立つ色を使うなどすることで、ダウンロード数は大きく変化します。そして、ABテストを繰り返し行うことで、そのアプリに必要なアイコンを見極めることも可能です。

4|スクリーンショットを変更する

アイコンと同様に、スクリーンショットも重要な要素の一つです。人は視覚から多くの情報を得ようとするものですが、この傾向は文字が並びやすい検索結果(アプリストアに限らず)においては、有効に作用します。この効果をスクリーンショットが並ぶアプリストアに活用しない手はありません。
アプリストアのスクリーンショットの1〜2枚目には、可能な限りわかりやすく、簡潔にアプリの魅力を盛り込むことで、アプリのダウンロード数を増やすことができます。

5|手順1〜4をもう一度行う

ASO対策は基本的に、一度やって終わりということは稀だと思います。
全くストアの検索エンジンへの対応ができていない場合には、1回目の施策実行の効果が大きくなりますが、ASO対策は繰り返し何度も行うことで、アプリのダウンロード数を底上げすることができます。何を伝えたいかというと、1回目の施策実行で効果が出たからといって辞めてしまうのは、非常にもったいないのです。
特にキーワードの選定は非常に時間のかかる作業であり、作成したキーワードリストは1つの資産になるはずです。このキーワードリストはまだまだ磨けば光る状態ですし、一度だけのキーワード選定ではストア内の検索キーワードを網羅的に抑えることはできません。ひとつの目安として、上記4つの手順を3回くらい繰り返すことで、そのアプリのダウンロード数を増やすために必要なキーワードやアイコンなどの組み合わせが見つかります。
その一方で、3回目の施策実行が最も効果が高いとも言えないことも事実です。ASO対策では、ストア内検索に最適なキーワードやアイコンなどの情報を突き止めることが目的となる場合が多いですが、3回目まではチューニングを続ける意味は、その根拠付けにもなるからです。なので、3回繰り返しても、まだアプリのダウンロード数が伸び続けるようであれば、そのアプリのASO対策をもう一巡してみることをおすすめします。ただし、私の経験上は概ね3回目で安定します。

ストア内検索ロジックに振り回されないためのポイント3つ

アプリが提供するUXの改善を常に改善しながら以下3つのポイントを抑えておけば、ストア内検索ロジックの変更に振り回されたりすることはありません。

  1. ユーザーの検索意図を理解したキーワードを選定する
  2. ストア内検索ロジックの変更を意識しすぎない
  3. ユーザーの期待値を裏切らない

1|ユーザーの検索意図を理解したキーワードを選定する

ストア内検索ロジックの変更に振り回されるケースというのは、サジェストに一時的に表示されているに過ぎない(穴場キーワード的なもの)を多用し、アプリのダウンロード数を増加させようとしていることが多いです。
例え、アプリのダウンロード数への影響が大きいと思われる掘り出し物のキーワードを見つけたとしても、ユーザーの検索意図を正しく反映していないキーワードであるならば、使わない方が良いです。
このようなキーワードは、ストア内検索ロジックで排除される可能性が高く、目先の利益を得ようとすると、掘り出し物のキーワードを常に探し続けなければなりませんし、それだけASO対策の実行回数も増えてしまいます。

2|ストア内検索ロジックの変更を意識しすぎない

真逆のことを言うようですが、ストア内検索ロジックを知る・理解することは正しいASO対策を行う上で重要となります。
ただし無理にストア内検索ロジックに対応しようとしたり、毎日アプリの検索順位を追うことで、そのロジック自体を意識しすぎてしまうのは、あまり好ましくありません。
そもそも理想的な検索結果を返せているとは言えない現状のストア内検索ロジックは、常に改善アップデートを繰り返し行っています。ここでの問題は、その改善アップデートがプラスに働く場合もあれば、マイナスに働くこともあるということです。つまりストア内検索ロジック自体が安定していない上に、おそらく理想を追求しようとすると、安定させること自体が難しいのです。
そのため、ストア内検索ロジックが変更されたり、ダウンロード数が落ちたからといって、すぐにASO対策を行おうとしないことが重要となります。これに必要な考え方が、ストア内検索ロジックを意識しすぎないようにするということなのです。

3|ユーザーの期待値を裏切らない

「アイコンやスクリーンショットを工夫して、ダウンロード数を増やす」
これは確かにASO対策のひとつではありますが、誇張した表現や事実と異なる内容をアイコンやスクリーンショットに反映しているアプリがストアには存在しています。
このようなユーザーを騙すような方法は、決して行わないようにしましょう。
もちろん事実と全く異なる内容でユーザーを惹きつける行為は、App Storeからアプリを消されることに繋がります。
ここでの「ユーザーの期待を裏切る行為」とは、少し誇張した表現や微妙な表現で濁すような行為のことを指します。
確かに、上手くいけばアプリのダウンロード数に影響が出ることは間違いないですが…大抵の場合、ブーメランのように自分に返ってきます。
ユーザーの期待を裏切った場合には、以下の指標が変化するはずです。ここで上げる指標はストア内検索ロジックの変数に使用されているため、徐々にアプリのダウンロード数が低下していくと思われます。

  • アンインストール数/アンインストール率の増加
  • レビュー評価の低下
  • リテンション率の低下

おわりに

iOSアプリのASO対策について、ご理解いただけたでしょうか。
App Storeのストア内検索ロジックは日々変化しておりますが、何も恐れる必要はありません。ユーザーのために良いUXを提供し続ければ、必ずGoogleから評価を受けることができます。
ただし、Googleから評価されたとしても、ユーザーから評価されなければ、本末転倒です。
確かにASO対策は小手先のテクニックに過ぎないかもしれませんが、企業や個人開発者は、ユーザーに見つけてもらうための努力だということを忘れてはいないでしょうか?売上や数字を改善する目的でASO対策を実施しようとしていないでしょうか?
いま一度、ASO対策は「ユーザーに見つけてもらうための努力」だということを思い出してもらえたらなと思います。

【ASO対策ガイド】Androidアプリのアプリストア最適化とは?