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BtoB企業のクライアントにWebサイトのモバイル対応の必要性を理解してもらう時に伝えるべき3つの事実

BtoB領域で事業を展開しているクライアントにモバイル対応(モバイルフレンドリー )をご提案したところ、

 

「Googleの検索アルゴリズムに対応するためにレスポンシブサイトに変更しようっていうのは理解できるけど、アナリティクスの数字上ではほとんどのユーザーがPCからアクセスしてるよね?」

「モバイルシフトによってスマホサイトが重要だってことは理解できるけど、実際のところはどうなの?」

 

というようなご質問がよく出てきます。

 

確かにBtoB向けに事業を展開されている企業のWebサイトであれば、数字上ではモバイルからのトラフィックは少ないかもしれませんし、身近なBtoC向けのサイトであってもまだまだモバイル対応ができていないということもあります。

またモバイル向けページを作成することであればまだしも、レスポンシブともなれば、ほぼフルリニューアルと同じ時間・コストが必要になるのでそういったご質問が出てくるのも当然です。少し前まではGoogleのMFI導入以降もサーバーサイドでデバイス判定し、PCとスマホ向けに別々のHTMLを配信するといった対応が可能でしたが、すべてのWebサイトにMFI(モバイルファーストインデックス)が適用されていない2018年の現時点ではレフポンシブサイトが最善策となっています。つまり、今のところ制作サイドからご提案できる仕様はレフポンシブ前提のモバイル対応だけなのです。※MFIについては今回の趣旨から少し外れてしまうため、別の機会に解説いたします。

 

さて、少し前置きが長くなってしまいましたが、私と同じような状況に出会ったことがあるWebディレクターの方も多いはず。

モバイルフレンドリーが提唱されてから約3年ということは、ここ2-3年の間にリリースかサイトリニューアルを行なっていない限りは、ほとんどのWebサイトではモバイル対応ができておりません。

そこで今回は私が同じようなクライアントに出会った時に使用している「BtoB企業のWebサイトがモバイル対応すべき理由」を順を追ってご紹介したいと思います。

そもそもモバイルフレンドリーとは?

モバイルフレンドリーとは、2015年4月21日*1にGoogleが全世界で実装した検索アルゴリズム*2を指しますが、最近ではWebサイトをスマホ向けに最適化することに対しても使用されるようになっています。

またモバイルフレンドリーに対応したWebサイトを設計・公開すると、以下の恩恵を受けることができるようになります。

  1. ページ単位で評価される*3
  2. スマホの検索順位にのみ影響する*4
  3. スマホの検索結果にスマホ対応ラベルが付く*5

Googleはモバイルフレンドリー に対応したWebサイトが増えることで、ユーザーにもサイト運営者にもメリットができる仕組みを提供したいようです。

*1:【Googleウェブマスター向け公式ブログ】検索結果をもっとモバイル フレンドリーに

*2:また、別名 モバイルフレンドリーアルゴリズムとも呼ばれる

*3:GoogleのGary Illyes氏がモバイルフレンドリーのアルゴリズムはページ単位で評価することをSMX Westで認めている

*4:GoogleのJohn Muellerがモバイルフレンドリーのアルゴリズムはモバイル検索にだけ影響するとオフィスアワーで回答している

*5:【Googleウェブマスター向け公式ブログ】検索ユーザーがモバイル フレンドリーページを見つけやすくするために

BtoB企業のWebサイトがモバイル対応すべき3つの理由

モバイルフレンドリーではないWebサイトはユーザーにストレスを与えるだけでなく、企業への印象やブランドにも悪影響を与えるという調査結果

調査自体はBtoCのビジネス向けに行われたものではありますが、私はBtoBのビジネスにおいても同じことが言えるのではないかと考えています。

この調査結果で興味深いのポイントは「モバイルサイトですぐに探しているものが見つからなかった場合、約61%のユーザーが、すぐに別のサイトに移動する」と回答している点です。モバイルフレンドリーなサイトがなければ、競合他社にユーザーを誘導してしまうということです。

加えて、この調査結果では実際のところ約67%のユーザーが、商品をよりモバイルフレンドリーサイトから購入する可能性が高いため、仮に自分の運営しているWebサイトがモバイルフレンドリー でない場合は、大きな機会損失となってしまいます。

さらにこの調査結果では、好ましくないモバイルエクスペリエンスを提供しているWebサイトでは、「企業の評判を損なう可能性」についても言及しています。

  • ユーザーの約48%が、モバイルフレンドリーでないWebサイトに遷移することで、不満とイラつきを感じている
  • ユーザーの約36%が、モバイルフレンドリーでないWebサイトに遷移して時間を無駄にしたと感じている
  • ユーザーの約48%は、Webサイトがスマホで正常に動作しないと、企業がユーザーを大切にしていないと感じるようになる

このようにモバイルユーザーがモバイルフレンドリーなWebサイトを求めていることは明白であり、企業のモバイルユーザーへの配慮が、いかにユーザーの企業への印象を形成するものであるかが証明されています。モバイルフレンドリーなWebサイトを持つことは、ほんの少しの利益追及ではなく、強力なブランドを構築と永続的な顧客関係を育むための重要な要素であると言えるでしょう。

企業理念を伝える上で非モバイルフレンドリーは阻害要因となりうる

前述の通り、モバイルフレンドリーなWebサイトになっているかという事実はユーザーの企業への印象を大きく左右します。それは企業の経営理念(ミッション・ビジョン・バリュー)を正しくユーザーに伝えきれるか、表現することができるかという点において、非常に重要であると言い換えることができるのではないでしょうか。

ここで一度、モバイルフレンドリーであること・非モバイルフレンドリーであることがクライアントの企業の経営理念(ミッション・ビジョン・バリュー)に対して、どのような良い影響があるのか・悪い影響があるのかを整理して伝えてあげてください。その行動はきっと深いレベルでの相互理解に繋がるはずです。

必要性・重要性を理解できている企業は既にモバイルフレンドリーを気にしている

同じBtoB領域でビジネスを展開している競合企業のWebサイトを調べてみてください。

モバイルフレンドリーの必要性・重要性を十分に理解できているサイトは既にモバイル対応ができているはずです。

この競合調査結果を加えることで、BtoB企業のクライアントに「早く自分達もモバイル対応しなければ!」と感じてもらえるはずです。

おわりに

私自身がBtoB企業のクライアントにモバイル対応すべき理由を説明する際の手順をご紹介させていただきましたが、いかがでしたでしょうか。

モバイルフレンドリーは、今後数年も間違いなく重要なという技術・考え方になります。自分なりにモバイルフレンドリーの大切さを理解しておくようにしましょう。